八重山かまぼこ入門|じゅーしーかまぼこ・オニササの食べ方と買える店

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ビニール袋に入れて握ったオニササを持つ手と石垣島の海

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石垣島のかまぼこ店や空港の売店に並ぶ、きつね色の揚げかまぼこ。八重山のかまぼこは、本土でよく見る白い板かまぼことはひと味違う、島の暮らしに根付いた味です。この記事では、名物じゅーしーかまぼことご当地グルメオニササを中心に、八重山かまぼこの魅力と買える店・お土産のコツを、各店の公式情報や現地の報道をもとに紹介します。

八重山かまぼことは?本土のかまぼことの違い

八重山かまぼこの大きな特徴は、蒸して固めるのではなく油で揚げること。じゅーしーかまぼこで知られる石垣島の老舗・金城かまぼこ店(昭和32年〈1957年〉創業)は、白身魚のすり身に全卵を混ぜて練り、油で揚げるのが八重山かまぼこの特長だと公式サイトで説明しています。全卵を使うぶん加える水が少なく、フワッと柔らかい食感としっかりした旨味が生まれるのだそうです。保存料を使わない昔ながらの手づくりです。

黒い器に盛られた棒状の八重山かまぼこ(棒天)
棒状に揚げた八重山かまぼこ(棒天)。切り分けてそのままつまめる

同じ石垣島のマーミヤかまぼこは1945年創業の老舗。全国蒲鉾品評会の揚げ部門で農林水産大臣賞をはじめ数々の受賞歴があり(公式サイトの表記は「全国かまぼこ品評会」)、「ちきあぎ(たらし揚げ)」や紅白かまぼこ、カステラかまぼこなど、島の行事や食卓を支えてきた品々が並びます。

じゅーしーかまぼこの魅力|まかないから生まれた「おにぎりかまぼこ」

じゅーしーかまぼこは、沖縄風炊き込みご飯「じゅーしー」を白身魚のすり身で包み、きつね色に揚げた三角形のおにぎりかまぼこです。金城かまぼこ店の公式サイトによると、もともとは従業員のまかない料理で、そのおいしさから先代が商品化したもの。平成22年(2010年)の第62回全国蒲鉾品評会では、全国187社・約1,000商品の中から農林水産大臣賞(最高賞)を受賞しています。

三代目が開発した「ブラックじゅーしー」という変わり種もあります。公式サイトの説明によると、いか墨のかまぼこに、ウコンを混ぜたドライカレー風味のじゅーしーを組み合わせた一品です。また、マーミヤかまぼこにも「おにぎりかまぼこ」(ジューシー・黒米)があり、店ごとの食べ比べも楽しめます。片手で食べられるので、離島巡りの合間の軽食にも向きます。

オニササとは?おにぎり×ササミフライのご当地グルメ

オニササは、おにぎりと鶏ササミフライをビニール袋の中で重ねて握って食べる、石垣島生まれのご当地グルメ。地元のスーパー知念商会(公式Instagramによると昭和56年〈1981年〉創業)の店頭で、近くの中高生たちが自然と考案した食べ方が名物になったものです(琉球新報の報道より)。「オニササ」の名称は知念商会の商標として登録されており、同じ報道によるとひらがなの「おにささ」が2017年8月、カタカナの「オニササ」が2018年6月の登録です。

オニササの食べ方(買い方の流れ)

知念商会では、おにぎりや揚げ物が食品ケースに並び、セルフサービスで自分だけの一品を組み立てるのが流儀です。ビニール袋にササミフライを取り、ソースなどで好みの味付けをして、その上からおにぎりを重ねてぎゅっと押し潰せば完成。店頭にも作り方の案内が掲示されています(参考動画①より)。

現地の動画では、地元の人がふりかけの塩気・ソースの味・フライの脂・さっぱりしたササミの組み合わせの良さを語り、袋の中でしっかり押し潰して一体化させるのがコツだと実演しています。エビカツやハムカツなど別の揚げ物に替えるアレンジを楽しむ人もいます(参考動画①②)。

代表的な種類を早見表にまとめました。

種類 どんなもの? 主な取扱い
じゅーしーかまぼこ 沖縄風炊き込みご飯をすり身で包んで揚げた三角形 金城かまぼこ店
ブラックじゅーしー いか墨のかまぼこ×ドライカレー風味のじゅーしー 金城かまぼこ店
ジューシーおにぎりかまぼこ/黒米おにぎりかまぼこ じゅーしー系のおにぎりかまぼこ(商品名の表記はカタカナ) マーミヤかまぼこ
ちきあぎ(たらし揚げ) すり身を揚げた昔ながらの揚げかまぼこ マーミヤかまぼこ
オニササ おにぎり+ササミフライを袋の中で握って一体化 知念商会

どこで買える?食べられる?店・エリア案内

金城かまぼこ店(新栄町)

本店は石垣市新栄町73-9。営業時間は7時〜18時です。定休日は公式サイト内でも記載に幅があり(店舗案内は「1月1日〜3日・毎月第4日曜日」、サイト下部は「1月1日〜4日・毎月第2・第4日曜日(行事により変更有)」)、公式サイトの新着情報(2025年4月1日付)でも「毎月の定休日や営業時間などについてですが、FacebookもしくはInstagramでご確認下さい」と案内されています。天候などで急に休むこともあるため、寄る前に一度見ておくと確実です。

じゅーしーかまぼこは本店のほか、公式サイトのよくある質問によると石垣空港内の売店、離島ターミナル内の売店、島内のマックスバリュに納品されています。沖縄本島・県外への納品はありません。なお公設市場にあった同店の売り場は2022年9月末で閉店しているので、市場で探さないよう注意してください。

マーミヤかまぼこ(新川)

本店は石垣市新川8。石垣市観光交流協会の店舗案内では離島ターミナルから車で3分とされており(道路状況で変わるので目安です)、市街地観光と合わせて立ち寄りやすい立地です。公式オンラインショップもあり、旅のあとのお取り寄せにも対応しています。

知念商会(オニササ)

店は石垣市登野城(琉球新報の報道より)。市街地にあるので、かまぼこ店めぐりと同じ日に組み込めます。営業は朝7時〜19時で、1月1日〜3日の正月休みを除き年中無休とされています(公式Instagramのプロフィール/2026年8月の確認時点)。朝早くから開いているのも便利です。営業時間は変わることがあるため、最新の案内は公式Instagramでご覧ください。

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お土産・持ち帰りのコツ

じゅーしーかまぼこは帰りの空港でも購入できます。石垣空港のANA FESTA石垣ゲート店では1個401円(税込)が目安です(2026年9月・公式サイト確認時点)。

金城かまぼこ店は保存料を使わず「今日作ったものをその日のうちに売る」ことを信条としています。公式サイトのよくある質問によれば、じゅーしーかまぼこの消費期限は店頭販売のものは当日、真空パックのものは冷蔵で7日。揚げかまぼこは基本的に日持ちする土産物ではないので、買ったら早めに食べるのが基本です。お土産にするなら旅の最終日に買うのが安心で、発送を頼む場合は冷蔵便・真空パックになります。日持ちや配送の可否は、各店の公式サイトや店頭で最新の案内を確かめてください。

まとめ

八重山かまぼこは「揚げる」製法が生んだ、石垣島の日常の味。まずは金城かまぼこ店で受賞歴のあるじゅーしーかまぼこを、マーミヤかまぼこでちきあぎやおにぎりかまぼこを食べ比べ、仕上げに知念商会でオニササを自分の手で握る——市街地だけで完結するかまぼこ&ご当地グルメ巡りができます。作りたてを早めに食べること、お土産は最終日に買うこと。この2つを押さえて、島の味を楽しんでください。

参考・出典(公式サイト)

※ 情報は変更される場合があります。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。(最終確認:2026年9月)

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