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石垣島は、世界でも有数の高確率で野生のマンタ(ナンヨウマンタ)に出会える海です。その中心が、島の北西・川平(かびら)エリアにある「川平石崎マンタスクランブル」。この記事では、マンタに会える仕組みとベストシーズン、そして「シュノーケル・体験ダイビング・ファンダイビング」のどれを選べばよいかを、料金相場や所要時間とあわせて事実ベースで比較します。予約前の判断材料としてご活用ください。

石垣島でマンタに会えるのはなぜ?(川平石崎マンタスクランブル)
川平石崎マンタスクランブルは、マンタが集まる「クリーニングステーション」として知られるポイントです。根の上でホンソメワケベラなどの小魚に体の汚れや寄生虫を掃除してもらうため、マンタが繰り返し同じ場所に立ち寄ります。これが高い遭遇率の理由です。すぐ近くには「マンタシティ」と呼ばれるポイントもあります。
ポイントの水深はおおよそ10〜25mで、シュノーケルの場合は水面から水深5〜10m前後を泳ぐマンタを見下ろす形になります。石垣島に多く生息するのはナンヨウマンタで、体幅(ヒレの端から端)は約3〜5m。港からはボートで向かい、市街地の港からは約45〜50分、川平湾の近くから出港する場合は約15分ほどが目安です。
ベストシーズンと遭遇率
マンタ自体は一年を通して見られますが、実際に会えるかどうかは「ポイントまでボートで行けるか」に大きく左右されます。石垣島は夏に南風、冬に北風が吹き、川平エリアは島の北側にあるため、北風が強い時期は出船・エントリーが難しくなるからです。
各ダイビング事業者の情報を総合すると、次のような傾向があります。
アクセスが安定する時期(6〜9月ごろ)
南風で海が落ち着き、ほぼ毎日ポイントへ行ける最も安定した時期です。4〜5月も、事業者によっては7割前後の確率で行けるとされます。
個体数が増えるベストシーズン(9〜10月ごろ)
繁殖期にあたり、マンタの個体数が最も多くなる時期です。複数のオスがメスを追う「マンタトレイン」や、10枚以上が同時に舞う「大乱舞」が見られることもあります。秋のシーズンには遭遇率90%以上とする事業者もあります。
アクセスが難しくなる時期(10月後半〜2月ごろ)
北風が強まり、ポイントへ行けない日が増えます。この時期に狙う場合は、日程に余裕を持たせるのが安全です。
いずれの時期も相手は野生動物のため遭遇は100%保証されません。会える確率を上げたいなら、2日以上の予備日を組んでおくのが確実です。
シュノーケル or ダイビング、どっちがいい?
マンタ体験の楽しみ方は大きく3つ。ライセンス不要のシュノーケルと体験ダイビング、ライセンスが必要なファンダイビングに分かれます。
シュノーケルは、水面に浮いて上からマンタを観察するスタイル。器材が軽く、泳ぎが得意でない方や子ども連れでも参加しやすいのが利点です。一方、体験ダイビングはインストラクターが付き添い、水中に潜ってマンタを下から見上げられます。呼吸を共有するような近さは、ダイビングならではの体験です。ファンダイビングはCカード(ライセンス)保持者向けで、複数ダイブでじっくり狙えます。
ツアータイプ比較(早見表)
料金は事業者・季節・ダイブ数で変動します。下表は複数事業者の公表料金から見たおおよその相場です。
| タイプ | 料金相場 | 所要 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| シュノーケル | 約6,000〜13,000円(幻の島などとの半日セットで約10,000円前後) | 半日約3〜3.5時間/1日 | ライセンス不要で気軽に。泳ぎに自信がない人・子ども連れ・初参加の人 |
| 体験ダイビング | 約11,500〜30,000円(1ダイブ/複数ダイブや1日で上振れ) | 半日約4〜5時間/1日約7時間 | ライセンスは無いが水中からマンタを見上げたい人。潜行は30〜40分程度 |
| ファンダイビング | 約11,000〜18,000円(2ダイブ約13,000〜14,000円/3ダイブ約17,500円) | 半日約4〜5時間/1日 | Cカード保持者。複数ダイブで確率を上げたい・じっくり楽しみたい人 |
体験ダイビングは年齢や健康状態の条件、ファンダイビングはライセンスのランクやブランクによって参加可否・追加費用が変わる場合があります。
ツアーの選び方・予約のコツ
選ぶ際は次のポイントを確認しましょう。(1) マンタポイントへ行けなかった場合の対応(別ポイントへ変更か、催行判断のタイミングか)。(2) 送迎・器材レンタル・写真データが料金に含まれるか。(3) 少人数制か。(4) 帰りの飛行機の時間(ダイビング後は減圧のため一定時間空けてから搭乗する必要があり、最終日のダイビングは受け付けない事業者が多い)。
予約は、遭遇率の高い9〜10月やお盆・連休は早期に埋まりやすいため、航空券・宿と合わせて早めに押さえるのがおすすめです。旅行全体の計画は下記から進められます。
持ち物・注意点
水着(あらかじめ着用しておくとスムーズ)、タオル、酔い止め、日焼け対策、着替えが基本です。サンゴや生態系保護のため、日焼け止めは海に優しいタイプが推奨されることがあります。船で片道45〜50分ほど揺れる場合があるため、酔いやすい方は乗船前の酔い止めを。マンタには触れない・追いかけない・フラッシュを向けないなど、事業者やガイドの指示に従いましょう。
まとめ
石垣島でマンタを狙うなら、アクセスが安定する6〜9月と個体数が増える9〜10月が中心。手軽さ重視ならシュノーケル、水中から間近で見たいなら体験ダイビング、じっくり狙うならファンダイビングが向きます。相手は野生のため、予備日を含めた日程と、天候・遭遇に対する事業者の対応方針を事前に確認しておくと安心です。
参考・出典(公式サイト)
- 料金・シーズン・遭遇率:ライズ石垣島(公式) / マレア石垣島(公式)
- ツアー料金表:ダイブハウスマンタ石垣島(公式)
※ 料金・時刻・運行等は変更される場合があります。最新情報は上記の各公式サイトでご確認ください。(最終確認:2026年8月)
