八重山は車なしで回れる?|石垣島の路線バスと船だけで行ける場所、行きにくい場所

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小浜島のシュガーロード

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「沖縄の離島にレンタカーなしで行きたい」なら、八重山はかなり組みやすい地域です。石垣港離島ターミナルから竹富島・黒島・小浜島・西表島・波照間島・鳩間島へ定期船が出ていて、空港からターミナルまでは路線バスが走っています。ただし島によって「着いてからの足」がまったく違い、西表島や石垣島の北部はバスの本数が限られます。この記事では、竹富町観光協会・東運輸・西表島交通の公式情報をもとに、車なしで行きやすい場所と、時刻から逆算しないと行けない場所を分けて整理します。

拠点は石垣港離島ターミナルの近くに置く

車なしの旅は、石垣市街地(離島ターミナル周辺)に泊まるのが前提です。八重山の定期船はすべて石垣港離島ターミナルから出て、ターミナルの中に船会社の窓口とツアー会社のカウンターが並んでいます。

空港からターミナルへは路線バスで行けます。東運輸の空港線(系統④・⑩)とカリー観光の直行バスがあり、どちらも片道550円。竹富町観光協会の案内では、バスで約30〜50分、タクシーなら約3,000円・約30分が目安です。なお、東運輸の「系統14番 港経由空港直行便」は2026年10月1日から運行休止と告知されています。空港とターミナルの行き来は、空港線(系統④・⑩)かカリー観光の直行バスを使ってください。

市街地に宿を取れば、朝いちばんの船にも、夕方の最終便で戻った後の食事にも歩いて動けます。エリアごとの所要時間は石垣島の宿はどのエリアに取る?で比べています。

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島ごとの「着いてからの足」早見表

船で渡った先に、予約なしで時刻表どおりに乗れる路線バスがあるのは西表島だけです。竹富島のバスは港から乗る場合を除いて予約制で、小浜島は観光バスです。ほかの島はレンタサイクル・レンタバイク・徒歩が中心になります。

島 石垣港からの船 島内の移動(公式の案内)
竹富島 10〜15分 レンタカーはなし。レンタサイクル・巡回バス・観光バス。巡回バスは港から乗る場合を除き予約制。徒歩なら港→集落約15分、港→コンドイ浜約40分
黒島 25〜30分 平坦な島でレンタサイクル・レンタバイクが楽。レンタカーもある
小浜島 25〜30分 アップダウンが多い。体力に自信がなければレンタカー・レンタバイク、または島内観光バス。レンタカーは台数に限りがあり予約を推奨
西表島 大原港35〜40分/上原港40〜60分 路線バス(1日4往復)・レンタカー・レンタバイク。タクシーは流しがなく予約が必要
鳩間島 40〜45分 徒歩で十分に回れる広さ。レンタサイクルもある。売店はない
波照間島 約90分 島が大きくアップダウンもあるため、体力に自信がなければレンタカー・レンタバイク。レンタカー・レンタサイクルは台数に限りがあり予約を推奨

表の船の所要時間と島内の説明は、すべて竹富町観光協会「島へのアクセス」「よくあるご質問」の記載です。運転なしで島の中まで気楽に回れるのは、竹富島・黒島・鳩間島。小浜島と波照間島は坂が多く、観光協会もレンタバイクやレンタカーを勧めています。自分で運転しないなら、小浜島は島内観光バス、波照間島は電動自転車が候補になります。自転車の料金と借り方は八重山の離島レンタサイクル完全ガイドにまとめています。

西表島は「バスの時刻」から組む

車なしで最も計画が要るのが西表島です。西表島交通の路線バスは、豊原〜大原港〜由布水牛車乗場〜上原〜白浜を結ぶ1本の路線で、1日4往復。竹富町観光協会のよくある質問でも「路線バスの運行は一日4本のみ」と注意書きがあります(白浜行き・豊原行きとも4本ずつ)。

2026年10月1日改正の時刻表(冬期時刻)では、白浜行きの大原港発が7:38・10:00・13:35・15:46。主な停留所の到着と、大原港からの大人運賃は次のとおりです。

停留所 白浜行きの到着 大原港からの運賃
由布水牛車乗場 8:18/10:26/13:55/16:07 450円
上原 9:05/11:07/14:35/16:48 1,070円
白浜 9:33/11:37/15:03/17:18 1,390円

逆方向(豊原行き)は、由布水牛車乗場を8:24・11:03・14:04・16:39に出て、大原港に8:47・11:23・14:24・17:10に着きます。たとえば大原港10:00発に乗れば由布水牛車乗場に10:26に着き、帰りは14:04発で大原港へ戻れます。

時刻表には注意書きが3つあります。「各港のフェリーの時刻とは接続されておりません」、バスは上原港に入らない(フェリーを使う人は上原停留所から乗る)、そして美原は白浜方面行きが通過です。1日乗車券は大人1,500円・小人750円で、バスの車内で買えます。船を降りてすぐバスがあるとは限らないので、船の時刻とバスの時刻を並べてから便を決めてください。浦内川やマングローブのツアーは港やホテルへの送迎を含むものが多く、それを使えばバスの本数に縛られずに済みます。

由布島の水牛車
由布島へは、西表島の由布水牛車乗場から水牛車で渡る

石垣島の中はどこまでバスで行けるか

川平湾:1日6本、所要40分ほど

東運輸の川平リゾート線(系統⑨)は、バスターミナル発が6:15・8:50・9:45・12:55・16:15・18:15の1日6本(2026年2月からの時刻表)。川平公園前まで40分ほどです。午前の8:50発か9:45発で行き、川平公園前13:59発の便(吉原線なら12:53発)で戻る形が組みやすい時間帯です。

玉取崎展望台・平久保:往復の便から先に決める

北部へは平野線・平野経由伊原間線(系統⑤⑥)が走りますが、本数は少なめです。日中に使いやすいのはバスターミナル11:20発で、玉取崎に12:16、平久保に12:40に着きます。帰りの便は玉取崎が14:09発と18:19発、平久保が13:45発と17:55発。つまり現地で過ごせるのは、玉取崎なら約2時間か約6時間、平久保なら約1時間か約5時間です。早朝便と夕方以降の便もありますが、一部は日曜・祝日などに運休します。

1日で回るなら定期観光バス

運転せずに玉取崎までの見どころをまとめて回るなら、東運輸の定期観光バス(石垣島一周観光)があります。毎日9:15にバスターミナルを出て14:00に戻るコースで、石垣島鍾乳洞・川平公園・玉取崎展望台で下車し、米原のヤシ原生林などは車窓から見ます。料金は大人6,500円・小人4,800円(昼食付き)、前日17時までの予約制です。台風の接近時は運休する場合があります。

行き先 車なしの手段 組みやすさ
竹富島・黒島・鳩間島 船+レンタサイクルか徒歩 組みやすい
小浜島 船+島内観光バスかレンタバイク 島内の足の予約が鍵
川平湾 系統⑨(1日6本) 組みやすい
西表島・由布島 船+路線バス(1日4往復)かツアーの送迎 時刻から逆算が必要
玉取崎 系統⑤⑥か定期観光バス 帰りの便が少ない
平久保 系統⑤⑥のみ 帰りの便が少ない
波照間島 船(約90分)+レンタカーか自転車 欠航と島内の足の予約が鍵

車なしで組むときに気をつけること

  • バスは予約できず、満席なら乗れない:東運輸は「路線バスは事前予約制ではございません」「満席の場合はご乗車になれません」と案内しています。飛行機や船の時刻が近い日は、1本前の便に乗ってください
  • 交通系ICカードは使えない:東運輸の支払いは現金とタッチ決済対応のクレジットカードのみ。お釣りは出ないので車内の両替機を使います
  • 離島のタクシーは予約前提:西表島は「タクシーの流しはありません」「台数が少ないので利用希望の場合は予約が必要」と竹富町観光協会が案内しています
  • 島の足は船より先に押さえる:小浜島・波照間島のレンタカーやレンタサイクルは「台数に限りがある」と公式に書かれています
  • 波照間航路は冬に欠航しやすい:竹富町観光協会は「特に冬期は欠航になる確率が高くなります」としています。波照間島は日程の後ろに予備日を置くと安心です

まとめ

八重山は、市街地に泊まって船で島へ渡る形なら、レンタカーなしでも十分に回れます。竹富島・黒島・鳩間島は自転車か徒歩で完結し、小浜島と波照間島は、島内の足(観光バス・バイク・レンタカー・自転車)を先に予約しておきます。時刻から逆算が要るのは、1日4往復の路線バスで動く西表島と、11:20発のバスと帰りの2便で動く石垣島の北部です。玉取崎までなら定期観光バスで1日にまとめる手もあります。

参考・出典(公式サイト)

※ 情報は変更される場合があります。バスの時刻・運賃、船の所要時間は各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。(最終確認:2026年9月)

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