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石垣島の旅で楽しみのひとつが、島で採れた南国フルーツ。ただ「いつ行けば何が食べられるのか」は意外と分かりにくく、旬を外すと店頭に並んでいないこともあります。この記事では、JAおきなわが公表している生産時期をもとに、パインとマンゴーを中心にした旬の早見表と、島で買える場所、そして見落としがちな本土への持ち帰りルールを整理しました。
石垣市・竹富町はパインの主産地|旬は5〜7月
まず押さえたいのがパインアップルです。JAおきなわの特産品ページによると、沖縄県産パインアップルの生産時期は5月〜7月。そして主な産地として、東村・名護市とならんで「石垣市」「竹富町」が挙げられています。つまり八重山は、県内でも数少ないパインの本場です。
主な品種として紹介されているのはポコットパイン(ボゴール)とジュワリーパイン(ピーチ/ハワイ種)の2つ。同ページは選ぶポイントも示していて、全体的に丸みがあり、色が濃く、下部がふくれているものが甘みのあるおいしい果実とされています。市場で手に取るときの目安にしてください。

島での楽しみ方について、ひとつ公式データではない参考情報を添えます。石垣島の観光農園を訪ねた個人の記録動画(YouTube)には、品種の違うパインを食べ比べ、その場で搾った果汁100%のジュースを飲む様子が収められています。品種が変わると甘さも酸味も食感も変わるので、1種類だけ買って帰るより、まず現地で食べ比べてから選ぶという順番は理にかなっています。あくまで訪問者の記録であり、農園の営業内容を保証するものではありません。
マンゴーは6〜9月|品種はアーウィンとキーツ
もうひとつの主役がマンゴーです。JAおきなわによると、沖縄県産マンゴーの生産時期は6月〜9月、主な品種はアーウィンとキーツ。なお同ページが「主な産地」として挙げているのは豊見城市と沖縄市で、石垣市は主産地としては記載されていません。マンゴーは「県全体の旬」として6〜9月を目安に考えるのが正確です。

選び方のヒントも公式に載っています。食べ頃になると表面がテカテカしてきて、香りが強くなること、表面に白い粉っぽいもの(ブルーム)が付いているものはまだ完熟しておらず、常温で保管すると徐々に熟してくること。買ってすぐ食べたい日と、宿で数日置ける日とで、選ぶ実が変わります。
島のフルーツ 旬の早見表
JAおきなわが品目ごとに公表している生産時期をまとめました。沖縄県全体の数字なので、八重山の店頭に並ぶ時期は前後します。旅の時期を決めるときの大枠として使ってください。
| 品目 | 生産時期 | JAおきなわ記載の主な産地 |
|---|---|---|
| パインアップル | 5月〜7月 | 東村、名護市、石垣市、竹富町 |
| マンゴー | 6月〜9月 | 豊見城市、沖縄市 |
| パッションフルーツ | 2月〜7月 | 糸満市、恩納村 |
| ドラゴンフルーツ | 6月下旬〜12月中旬 | 沖縄全域 |
| シークヮーサー | 8月中旬〜10月上旬(青物)/1月中旬〜3月上旬(果実) | 大宜味村、名護市、本部町 |
| タンカン | 12月〜2月 | 名護市、国頭村、本部町 |
この表を眺めると、6〜7月はパインとマンゴーが重なる密度の高い時期だと分かります。逆に冬に行くならタンカンやシークヮーサー(果実)が視野に入ります。旅の時期そのものの決め方は石垣島のベストシーズンもあわせてどうぞ。
どこで買う?|ゆらてぃく市場と公設市場
ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」
JAおきなわの店舗ページによると、ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」は石垣市新栄町1-2、電話は0980-88-5300。営業時間は午前9時〜午後6時で、正月3日間・旧盆最終日1日・その他、月に1度程度の休みがあると案内されています。同ページが挙げる地域特産品は「パインアップル、ひとめぼれ、石垣牛、マンゴー」。フルーツ目当てなら、まずここが本命です。
石垣市公設市場
市街地で寄るなら石垣市公設市場(石垣市大川208)。公式サイトによると営業時間は9時〜20時、定休日は第2・第4日曜で、営業時間や定休日は変更となる場合があると注記されています。夜まで開いているので、離島めぐりから戻った日の買い物に向きます。
フルーツと一緒に島の味をそろえるなら、石垣牛や八重山そばも同じエリアで探せます。
持ち帰りルール|果物はOK、イモ類は要注意
ここがいちばん大事なところです。植物防疫所の「よくあるご質問(国内旅行編)」には、「沖縄に旅行を予定していますが、マンゴーやパインアップルをお土産に持って帰ることはできないのでしょうか?」という質問への回答として、「持ち帰ることができます」と明記されています。ただし続けて、サツマイモ(紅イモを含む)、ヨウサイなど一部の植物の持ち出しには規制があると案内されています。
理由も同じページに書かれています。沖縄をはじめ奄美大島などの南西諸島や小笠原諸島には、サツマイモに寄生するアリモドキゾウムシやイモゾウムシが発生しており、これらは本土には発生していないため、広がらないよう持ち込みが禁止されているというもの。沖縄の特産である紅イモもサツマイモの一種なので持ち出せません。
どうしても持ち帰りたい場合は消毒という道があります。同ページによると、土産物などの個人消費用であれば、那覇植物防疫事務所などに申請すると無料で消毒してもらえ、「消毒確認証印」を押して返却されます。消毒は蒸熱処理という水蒸気を使う方法で農薬は使わず、47〜48度という低い温度のためイモは生の状態のままです。ただし時間がかかるので、事前の問い合わせが前提になります。
柑橘については、シークヮーサー(ヒラミレモン)の果実・果汁・種子は自由に持っていける一方、カンキツ類の苗木類は検査を受けたものでなければ持ち出せず、検査には1年以上を要すると案内されています。「実」と「苗」で扱いがまったく違うと覚えておくのが安全です。なお同ページにはセグロウリミバエの緊急防除に係る移動規制への案内もあるため、ウリ類などを買うときは公式ページで最新の状況を見てください。
まとめ
パインアップルは5月〜7月が生産時期で、JAおきなわが主な産地に石垣市・竹富町を挙げる、八重山の看板フルーツです。マンゴーは6月〜9月(主な産地は豊見城市・沖縄市)で、県全体の旬として押さえるのが正確。買う場所はゆらてぃく市場(午前9時〜午後6時)と石垣市公設市場(9時〜20時・第2・第4日曜休み)の2択で足ります。持ち帰りはマンゴーやパインアップルの果実はOK、サツマイモ・紅イモは規制対象、柑橘は実はOKで苗はNG。この線引きさえ間違えなければ、島の甘さをそのまま家まで運べます。
参考・出典(公式サイト)
- JAおきなわ パインアップル
- JAおきなわ マンゴー
- JAおきなわ パッションフルーツ
- JAおきなわ ドラゴンフルーツ
- JAおきなわ シークヮーサー
- JAおきなわ タンカン
- JAおきなわ ファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」
- 石垣市公設市場 アクセス(公式サイト)
- 植物防疫所 よくあるご質問(国内旅行編)
※ 生産時期は年や天候によって前後します。営業時間・定休日・規制の内容も変更される場合があります。おでかけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください(最終確認:2026年9月)。
