石垣島はいつまで泳げる?|月別の海水温データと、10月以降に泳ぐときの備え

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エメラルドグリーンの海と白い砂浜が続く石垣島周辺のビーチ

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「石垣島はいつまで泳げますか」という問いの答えは、海水温を見るか、ビーチの運用を見るかで変わる。気象庁のデータでは、石垣島周辺の海面水温は1年でいちばん低い2月でも23℃台。一方で、市が管理するビーチで監視員とクラゲ防止ネットが入るのは9月30日まで。ここでは水温・気温・ビーチごとの遊泳期間を数字で並べたうえで、10月以降に海へ入るときに何が要るかを整理する。

水温だけ見れば、石垣島の海は1年中23℃を下回らない

気象庁は「沿岸域の海面水温情報」で、石垣島南の海域の日別海面水温を公開している。その平年値(1991〜2020年)を月ごとに平均すると、次のようになる。

月別の海面水温と気温(平年値・℃) ●海面水温(石垣島南) ●気温(石垣島)

30℃25℃20℃海水温 23.7℃気温 18.9℃海水温 29.4℃
123456789101112
月別の数字をすべて見る(海面水温・気温)
月 海面水温(℃) 平均気温(℃) 日最低気温(℃)
1月 23.7 18.9 16.7
2月 23.4 19.4 17.2
3月 23.7 20.9 18.6
4月 24.8 23.4 21.3
5月 26.6 25.9 23.9
6月 28.2 28.4 26.6
7月 29.3 29.6 27.7
8月 29.4 29.4 27.3
9月 28.8 28.2 26.0
10月 27.6 26.0 23.9
11月 26.3 23.6 21.5
12月 24.7 20.5 18.4

出典:海面水温=気象庁「沿岸域の海面水温情報(石垣島南)」の日別平年値(1991〜2020年)を月ごとに平均した値。気温=気象庁「石垣島の平年値(1991〜2020年)」。海面水温は沖合を含む海域の平均で、浅い浜辺の水温はこれより下がることがある。

最も高いのは8月の29.4℃、最も低いのは2月の23.4℃で、その差は6.0℃しかない。10月は27.6℃、11月は26.3℃、12月でも24.7℃ある。海水温という一点だけを見るなら、石垣島の海に「泳げなくなる月」はない。

変わるのは気温のほうだ。平均気温は7月の29.6℃から1月の18.9℃まで10.7℃下がる。夏は気温と水温がほぼ同じだが、冬は海のほうが気温より4〜5℃あたたかいという逆転が起きる。冬に海へ入ると「思ったより水はぬるい。上がったあとが寒い」となるのは、この差による。

「泳げる期間」を決めているのは、水温ではなく監視体制

サンゴ礁の海に伸びる白い砂洲
サンゴ礁に囲まれた遠浅の海。水温は冬でも23℃を下回らない

石垣市観光交流協会が出している底地(すくじ)ビーチのページには、遊泳可能期間が「4月1日~9月30日 ※監視員並びにクラゲ防止ネット設置期間です。」と書かれている。遊泳可能時間は4月1日〜6月30日が9:00〜18:00、7月1日〜8月31日が9:00〜19:00、9月1日〜9月30日が9:00〜18:00。10月から3月は、この期間の外にあたる。なお同じページの設備欄には「クラゲ防止ネット(7月~9月)」とも書かれていて、ネットが張られる期間は監視員の配置期間より短い可能性がある。

ホテルが管理するビーチは運用が違う。フサキビーチリゾートのよくある質問には「石垣島は晴れていれば年中泳ぐことができます。(冬季はウェットスーツを着用し遊泳される方が多いです)」とあり、続けて「フサキビーチの監視員は夏季営業の3月1日~10月31日までが常駐となります。」「冬季期間中はご利用前にお声掛けください。監視員を配置致します。」「監視員がいない営業時間外は、遊泳禁止となります。」と書かれている。

石垣市の「米原海岸利用ルール」には遊泳期間の定めはないが、利用ルールとして「遊泳時にはライフジャケットやウェットスーツを着用し、ラッシュガードで身体を守りましょう」「荒天時(警報発令時・台風接近時・台風通過時)の遊泳は非常に危険です!」と書かれている。

ビーチ 遊泳の期間 監視員・クラゲ防止ネット
底地ビーチ(川平) 4月1日〜9月30日(時間帯は月で変わる) 期間中は配置。クラゲ防止ネットは設備欄では7月〜9月
フサキビーチ(ホテル管理) 晴れていれば通年(公式の記載) 3月1日〜10月31日は常駐。冬は事前に声をかけると配置
米原ビーチ 期間の定めなし 市のページに配置の記載なし。利用ルールのみ
出典:石垣市観光交流協会「底地ビーチ」/フサキビーチリゾート「よくあるご質問」/石垣市「米原海岸利用ルール」。各ビーチの特徴は石垣島の絶景ビーチ厳選にまとめている。

ハブクラゲの注意報は6月1日〜9月30日

沖縄県は「令和8年ハブクラゲ注意報(6月1日~9月30日)」を出している。県のページには「本県の海には、猛毒を持つハブクラゲが生息し、海水浴、マリンレジャー等で海への出入りが多くなる時期に、刺症被害も多く発生しています。」「令和7年は、ハブクラゲ等海洋危険生物による刺咬症被害199件の内、81件(約40.7%)がハブクラゲによるものです。」とあり、「県では、例年被害が多発する6月から9月までの間、ハブクラゲ発生注意報を発令し」と続く。

つまりクラゲのリスクがいちばん高い時期と、ビーチに監視員がいる時期は、ほぼ重なっている。10月以降はハブクラゲの注意報の期間からは外れるが、同時に監視員もネットもなくなる。海の生きもの全般への備えは八重山の海の危険生物ガイドにまとめている。

10月以降に泳ぐときに要るもの

石垣島の白い砂浜とエメラルドグリーンの海で跳ぶ人
監視員のいる期間かどうかで、同じ海でも入り方が変わる

石垣島のシュノーケルツアー事業者が11月28日に公開した動画では、その日の水温を25度前後と伝えたうえで、ウェットスーツを着れば寒くなく楽しめると説明している。あわせて「冬のツアーの特徴としては透明度がとても高くなります」「年間を通してお魚さんのボリュームは大きく変わりません」とも話している(11月28日のツアー記録)。同じ事業者の12月12日の動画では、14時ごろの気温が25度・湿度50%で、12月でも日差しが強いと伝えている(12月12日のツアー記録)。

一方で、上がったあとの寒さは水温では測れない。気象庁の平年値では石垣島の最多風向は9月から4月まで北北東で、平均風速は11月5.5m/s・12月5.6m/s・1月5.3m/s。冬に石垣島と竹富島を旅した人の記録では、最高気温17℃・最低気温15℃の日に「風が強く寒かった」としている(冬の石垣島・竹富島の旅の記録)。

10月以降に海へ入るなら、持ち物はこうなる。

  • ウェットスーツ(ツアーなら貸出があるかを申し込み時に見る。ラッシュガード1枚では風で体が冷える)
  • 上がったあとに羽織る風を通さない上着とタオル。濡れた体に北風が当たる時間をできるだけ短くする
  • 日焼け止め。12月でも日差しは強い。石垣市の米原海岸利用ルールは「環境に優しい日焼け止めを使いましょう」としている
  • ライフジャケット。監視員のいない時期と場所では、これが最後の備えになる

泳ぐ場所も、10月以降は「監視員がいるかどうか」で選ぶことになる。フサキビーチのように声をかければ監視員を配置するビーチか、通年で動いているツアーに入るか。市が管理する底地ビーチは、9月30日を過ぎると監視員もネットもない状態になる。

10月以降に泳ぐことを目的に行くなら、監視員のいるビーチを持つ宿に泊まると、海に入れる時間がそのまま長くなる。エリアごとの宿の違いは石垣島の宿はどのエリアに取る?にまとめている。

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海びらきは3月|2026年は3月14日にマエサトビーチで

八重山の海の季節は、毎年「日本最南端!八重山の海びらき」で始まる。石垣市観光交流協会の告知によると、2026年は令和8年3月14日(土)に石垣島のマエサトビーチで開かれ、海びらき祈願が11時30分から、オープニングが12時30分からだった。主催は一般社団法人八重山ビジターズビューロー。

海びらきの時点の海面水温は、平年値で3月23.7℃。数字のうえでは2月とほとんど変わらないので、3月の海は「あたたかくなったから泳ぐ」のではなく「安全に泳げる体制が整うから泳ぐ」ほうが実態に近い。ここでも決めているのは水温ではない。

月別の気温・服装・見どころは石垣島のベストシーズンにまとめている。

まとめ

  • 石垣島南の海面水温は平年値で8月29.4℃・2月23.4℃。1年を通して23℃を下回らない
  • 気温は7月29.6℃から1月18.9℃まで下がる。冬は海のほうが気温より4〜5℃あたたかい
  • 底地ビーチの遊泳可能期間は4月1日〜9月30日(監視員の配置期間)。クラゲ防止ネットは設備欄では7月〜9月
  • フサキビーチは「晴れていれば年中泳ぐことができます」。監視員の常駐は3月1日〜10月31日
  • 沖縄県のハブクラゲ注意報は6月1日〜9月30日。監視員のいる時期とほぼ重なる(ネットは設備欄で7月〜9月)
  • 10月以降はウェットスーツ、上がったあとの上着、ライフジャケット。最多風向は9月〜4月が北北東
  • 2026年の八重山の海びらきは3月14日、石垣島のマエサトビーチ

参考・出典(公式サイト)

※ 遊泳期間・監視体制・営業内容は変更される場合があります。海面水温は海域平均の平年値で、その日の実際の水温とは異なります。おでかけ前に各公式サイトで最新の情報をご覧ください。(最終確認:2026年9月)

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