竹富島のなごみの塔は登れる?|いまは登降禁止、塔の成り立ちと集落の見方

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竹富島 西桟橋と遠浅の海

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竹富島の集落の中に立つなごみの塔は、以前は上から赤瓦の町並みを見渡せる場所として知られていました。いまは登ることができません。竹富町観光協会は2024年8月のお知らせで「老朽化に伴う修復工事は終了しましたが、現在も登降は禁止されております」としています。この記事では、塔がどんな建物なのか、集落を見渡したいときにどうすればいいか、塔のまわりで守ることを、竹富町と竹富町観光協会、竹富島ゆがふ館の案内をもとにまとめます。

早見表|なごみの塔の基本情報

項目 内容
いま登れるか 登れない(登降禁止)
場所 竹富島の集落内の赤山丘(字竹富359)
建てられた年 1953年(昭和28年)
もともとの役目 集落の「放送台」
文化財 国の登録有形文化財(2006年3月27日登録)
所有 竹富公民館
石垣港からの行き方 高速船で約10〜20分、竹富東港から集落まで歩いて約15分

なごみの塔はなぜ登れないのか

登降禁止になったきっかけは塔の老朽化です。沖縄観光情報WEBサイト「おきなわ物語」によると、2016年9月17日に登降禁止になりました。その後、修復工事が行われましたが、竹富町観光協会は2024年8月16日のお知らせで、工事が終わったあとも「現在も登降は禁止されております」と案内しています。工事のあとも禁止が続いている理由は、お知らせには書かれていません。

ネットで見かける「塔の上から撮った集落の写真」や古い旅行記は、登れた頃のものです。塔は柵の外から眺める建物と考えて、上がろうとしないでください。

竹富島 西集落の赤瓦屋根と、左手前に立つなごみの塔
高台から見た竹富島の西集落。左手前の細い塔がなごみの塔で、まわりに赤瓦の屋根が並びます

なごみの塔はどんな建物か

竹富島ゆがふ館によると、なごみの塔は1953年(昭和28年)に「放送台」として、西集落(いんのた村)の住民によって建てられました。塔があるのは赤山丘です。2006年(平成18年)3月には国の登録有形文化財になり、竹富町の文化財の一覧では所在地が字竹富359、所有者が竹富公民館となっています。

塔のまわりの集落そのものも文化財です。竹富島の集落は、1987年(昭和62年)4月28日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれていて、赤瓦の屋根、サンゴの石垣、白い砂の道が一帯で守られています。塔だけでなく、通りを歩くこと自体がこの島の見どころです。

集落を高い所から見たいときは

なごみの塔に登れないいま、集落を上から見渡す場所は多くありません。集落の中にあったンブフルの丘展望台は閉鎖されています。竹富町観光協会は2024年6月に「竹富島の集落内にある【ンブフルの丘展望台】は、閉鎖いたしました。私有地につき、敷地内への立ち入りもご遠慮願います」と案内しています。

なごみの塔の近くには、民間の建物の屋上から集落を見られる場所もありますが、竹富町や竹富町観光協会の案内には載っていません。料金や開いている時間は、現地の案内に従ってください。

高い場所にこだわらないなら、集落は歩くか自転車、水牛車で通りの中から見るのがこの島の楽しみ方です。赤瓦の屋根にのるシーサーや、石垣の向こうの庭の花は、通りの高さからのほうがよく見えます。集落を見たあとは、西へ向かえば西桟橋に出られます。

塔のまわりで守ること

なごみの塔のまわりは、人が暮らしている集落の中です。竹富島には、島の人たちが定めた竹富島憲章があり、「売らない」「汚さない」「乱さない」「壊さない」「生かす」の5つを掲げています。旅行者が気をつけたいのは次の点です。

  • 塔には登らない。柵の外から見ます。
  • 家の敷地や石垣の内側に入らない。閉鎖されたンブフルの丘展望台も私有地です。
  • ごみは持ち帰る。憲章は「汚さない」を掲げ、「海や浜辺、集落等島全体を汚さない。また汚させない。」としています。
  • キャンプや野宿をしない。憲章で禁止されています。

なごみの塔への行き方

石垣港離島ターミナルから竹富島までは高速船で約10〜20分(八重山観光フェリーは約10〜15分、安栄観光は約15〜20分と案内)、大人の運賃は片道970円・往復1,880円です(安栄観光、燃料油価格変動調整金を含む)。2026年10月1日からの冬ダイヤでは、安栄観光と八重山観光フェリーを合わせて石垣発が1日18便あり、最終は17:30発、竹富発の最終は17:50発です。竹富島に入るときは入島料300円を納めます。券売機は石垣港離島ターミナルと竹富東港のかりゆし館にあります。

竹富東港から集落までは歩いて約15分です。なごみの塔は集落の中にあるので、レンタサイクルや巡回バスで集落に入ってから歩いて向かいます。朝や夕方の集落を落ち着いて歩きたいなら、島に1泊する方法もあります。

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まとめ

竹富島のなごみの塔は、1953年に集落の放送台として建てられ、2006年に国の登録有形文化財になった塔です。老朽化をきっかけに登降が禁止され、竹富町観光協会の2024年8月のお知らせでも、修復工事の終了後も登降禁止とされています。2026年10月に確認した時点でも、登ることはできません。集落内のンブフルの丘展望台も閉鎖されているので、いまの竹富島は、通りを歩くか自転車や水牛車で集落の中から町並みを見るのが基本です。塔は柵の外から眺め、家の敷地には入らないようにしましょう。

参考・出典(公式サイト)

※ 情報は変更される場合があります。なごみの塔の公開状況や船の時刻・運賃は各公式サイトでご確認ください。(最終確認:2026年10月)

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