石垣島の年末年始はどう過ごす?|冬の気温と日照、初日の出7時27分と船が止まる日

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南ぬ島石垣空港 国内線ターミナルの案内看板

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石垣島の年末年始は、真夏の旅とは組み立てが変わる。平均気温は本土の春や秋に近く、日が差す時間は1年で最も短い。そのかわり日の入りは18時を過ぎ、夕方に動ける時間は本土よりずっと長い。船は北寄りの風で止まる日がある。気象庁・石垣市・各社の公式情報をもとに、年末年始の石垣島で実際に何ができて、どこに余裕を持たせるかを整理する。

1月は、1年のうちで人が少ない時期にあたる

石垣市の入域観光推計では、2025年(令和7年)の月別入域観光客数は8月の163,665人が最多で、最も少ないのが2月の86,306人、次に少ないのが1月の94,077人だった。1月は8月の約57%にあたる。

ただし冬に来る人は増えている。2026年(令和8年)1月は118,760人で前年同月比126.2%、2月も97,203人(112.6%)だった。1月の入域観光客数は、令和6年の90,825人・令和7年の94,077人を大きく上回っている。

なお、年末年始の数日だけを取り出した公表値はない。「1月全体は人が少ない」ことと「12月31日から1月3日あたりの航空券と宿が取りやすい」ことは、分けて考えたほうがいい。

冬の石垣島の天気|気温は本土の春や秋、日が差す時間は1年で最少

気象庁の平年値(1991〜2020年)では、石垣島の12月の平均気温は20.5℃、1月は18.9℃。日最低気温の平年値は12月18.4℃・1月16.7℃で、真冬でも10℃台後半を保つ。

一方で、冬の石垣島は日が差す時間が短い。

石垣島の月別日照時間(平年値・時間)

200時間100時間261.0時間84.7時間
123456789101112
月別の数字をすべて見る(日照時間・気温・降水量)
月 日照時間(h) 平均気温(℃) 日最低気温(℃) 降水量(mm)
1月 84.7 18.9 16.7 135.0
2月 91.3 19.4 17.2 124.0
3月 118.1 20.9 18.6 134.4
4月 130.3 23.4 21.3 146.9
5月 164.3 25.9 23.9 190.7
6月 212.9 28.4 26.6 208.2
7月 261.0 29.6 27.7 142.3
8月 232.9 29.4 27.3 249.8
9月 189.9 28.2 26.0 259.7
10月 157.6 26.0 23.9 211.2
11月 115.3 23.6 21.5 138.1
12月 89.3 20.5 18.4 155.2

出典:気象庁「石垣島の平年値(1991〜2020年)」。折りたたみに月別の日照時間・平均気温・日最低気温・降水量を載せている。

日照時間は12月89.3時間・1月84.7時間で、7月の261.0時間のおよそ3分の1。雲量の平年値も1月が8.2で、1年のうちで最も多い。降水量は12月155.2mm・1月135.0mmで、9月の259.7mmより少ないが、まとまって降るのではなく短い雨が何度も来る降り方になる。

もうひとつが風だ。最多風向は北北東で、平均風速は12月5.6m/s・1月5.3m/s。気温の数字ほど暖かく感じないのは、この北風による。

現地の記録も同じところを指している。年越しに石垣島に滞在した旅行者の動画では「暑すぎず寒くもなく、都内でいう春や秋の一番過ごしやすい時期の気候」と話す一方、同じ旅の中で1日に5〜6回雨に降られ、折りたたみ傘が欠かせなかったと述べている(年越し3泊4日の旅行記録)。別の冬の旅の記録では、最高気温17℃・最低気温15℃の日に「風が強く寒かった」としている(冬の石垣島・竹富島の旅行記録)。

服装は長袖に薄手の羽織り、それに風を通さない上着を1枚。雨と風はいっしょに来るので、傘よりフードのある上着のほうが動きやすい。

元日の日の出は7時27分、日の入りは18時07分

石垣島西端の御神崎灯台と岬
島の西端・御神崎。元日でも日の入りは18時を過ぎる

国立天文台 暦計算室の計算(北緯24度20.4分・東経124度9.4分)では、2027年1月1日の石垣島は日の出7時27分・日の入り18時07分。日の出の方角は115.0度で、東南東寄りの海から昇る。

同じ日の東京(北緯35度39分・東経139度44分)は日の出6時50分・日の入り16時38分。石垣島の初日の出は東京より37分おそく、日の入りは1時間29分おそい。明るい時間は10時間40分で、東京より52分長い。

つまり年末年始の石垣島は、朝はゆっくり出ても初日の出に間に合い、夕方は17時台まで観光に使える。日の出を見る場所は東海岸になる。玉取崎展望台・平久保崎・白保海岸の3か所は石垣島の日の出ガイドでまとめている。

船が止まる日がある|北風の季節の離島めぐり

冬の八重山で日程が崩れる理由は、台風ではなく北寄りの季節風だ。安栄観光はQ&Aで、西表島の上原航路について「西表島上原航路(鳩間航路含む)は、外洋を航行する航路となり波が高くなりやすい為、大原航路に比べて欠航が多くなります」と説明し、続けて「(冬季期間は、季節風で北寄りの風が強く吹く時期になり、欠航便が続くことが多くなります。)」と書いている。

波照間航路についても「波照間航路は、外洋を航行するため波が高くなりやすい航路となり、欠航便がでる事があります」「波が高い状態が数日間続いてしまった場合、全便欠航が数日間続く事もございますので事前に気象状況をご確認下さいますようお願い致します」と明記されている。

島・航路 公式に「外洋」と書かれているか 年末年始の置き方
竹富島 書かれていない 天気が崩れた日の差し替え先にしやすい
黒島・小浜島 書かれていない 同上。船は1日3〜4便なので時刻を先に見る
西表島 大原航路 書かれていない 由布島・仲間川と組む日はこちら発着で
西表島 上原航路・鳩間島 外洋(欠航が続くことがある) 上原発着のツアーは代わりの日を決めておく
波照間島 外洋(全便欠航が数日続くことがある) 帰る日の前日に置かない。泊まりにすると確実
出典:安栄観光「Q&A」。航路ごとの便数は八重山は何泊で何島まわれる?を参照。
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宿と航空券|1月中旬にもう一度混む週末がある

石垣市港湾課がクルーズ船社向けに出している案内には「毎年1月の日曜日(第3・第4日曜日)は『石垣島マラソン大会』が開催される時期となりますので、クルーズ船の寄港をお断りする 又は 事前に大会事務局と十分な調整が必要 な場合があります」と書かれている。クルーズ船の寄港を断るほど、この週末は島の枠が埋まる。

次回の第24回石垣島マラソンは2027年1月17日(日)。会場は石垣市中央運動公園で、前日の1月16日(土)に石垣市総合体育館メインアリーナで受付がある(午前9時〜午後7時)。年末年始と合わせて1月に石垣島へ行くなら、この2日を外すか、早めに押さえる。

航空券について、ANAの国内線運賃ページには「搭乗日355日前(日本時間午前9:00)から予約・販売いたします」とある。ただし同じページに「運航ダイヤ確定前に販売を開始いたします」とも書かれていて、確定時期は「冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日ご搭乗分):8月下旬頃」。年末年始は冬ダイヤに含まれるので、8月下旬以降は運航時刻が確定している。予約の順番そのものは石垣島旅行の予約はいつから?にまとめている。

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宿は冬のほうが安い日がある。冬の石垣島を訪れた旅行者の記録では、離島ターミナルの目の前のホテルに1人4,890円で泊まり、この時期だからこの価格で、ふだんはこの価格では泊まれないと話している(冬の石垣島・竹富島の旅行記録)。

年末年始に開いている場所、閉まっている場所

ユーグレナモールのアーケード内部
市街地のユーグレナモール。年末年始は開いている店と閉まっている店が混ざる

年末年始の営業について、公式サイトに個別の告知を出していない事業者が多い。2026年9月末の時点で、東運輸・カリー観光・安栄観光・八重山観光フェリーのいずれも、年末年始のダイヤについての掲載はない。出発が近づいたら各社の公式サイトを見ておく。

通年で開いていることを公式に書いているのは、川平湾のグラスボートを運航する川平マリンサービス。定休日は「なし(年中無休)」で、「※ただし台風や海象の状況により営業を見合わせる場合があります」と添えられている。石垣島鍾乳洞は営業時間9:00〜18:30(最終入洞受付18:00)、大人1,200円・小人600円で、年末年始の休みについての記載はない。

海のツアーも冬に動いている。石垣島のシュノーケルツアー事業者は11月末の動画で「年末年始を含め年中ツアーを開催しています」と話し、その日の水温を25度前後と伝えたうえで、ウェットスーツを着れば寒くないと説明している(11月28日のシュノーケルツアー記録)。

飲食店は開いている店と閉まっている店が混ざる。年越しに滞在した旅行者は「思っていたより開いてるお店が多いなという印象でした。閉まっているお店もありました」と話し、開いている店が少なくても困らないように食事つきの宿を選んだとしている。

ビーチには監視員がいない。石垣市観光交流協会の底地ビーチのページでは、遊泳可能期間が「4月1日~9月30日 ※監視員並びにクラゲ防止ネット設置期間です。」となっていて、年末年始はこの期間の外にあたる。

まとめ

  • 2025年の入域観光客数は1月94,077人・2月86,306人。8月の163,665人に対して1月は約57%、2月は約53%。ただし2026年1月は前年同月比126.2%と増えている
  • 12月の平均気温20.5℃・1月18.9℃。日照時間は12月89.3時間・1月84.7時間で1年のうち最も短く、最多風向は北北東
  • 2027年1月1日の石垣島は日の出7時27分・日の入り18時07分。東京より明るい時間が52分長い
  • 冬に止まりやすいのは上原航路(鳩間を含む)と波照間航路。上原発着は代わりの日を決め、波照間は帰る日の直前に置かない
  • 1月17日(日)は第24回石垣島マラソン。前日16日(土)と合わせて宿が混む
  • 川平湾のグラスボートは年中無休。マリンツアーも冬に動いている。ビーチの監視員は4月1日〜9月30日のみ

参考・出典(公式サイト)

※ 運賃・営業時間・ダイヤは変更される場合があります。年末年始の運航や営業は各社の告知が出てから変わることがありますので、おでかけ前に各公式サイトで最新の情報をご覧ください。(最終確認:2026年9月)

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