八重山の離島 どの島に行く?|船賃・所要時間で比べる竹富・西表・小浜・黒島・波照間

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エメラルドグリーンの海と白い砂浜が続く石垣島周辺のビーチ

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八重山の旅は、石垣島だけで終わりません。石垣港から船に乗れば、赤瓦の集落、ジャングルの川、日本最南端のビーチまで、性格のまるで違う島へ日帰りで渡れます。ただし渡れる島は7つ以上あり、「結局どの島を選べばいいのか」で迷いがちです。この記事では、公式に公開されている船賃と所要時間をもとに、島ごとの向き・不向きを整理します。

八重山の島めぐりは「石垣島がハブ」

八重山の離島航路は、そのほとんどがユーグレナ石垣港離島ターミナル発です。島と島を直接結ぶ便は限られるため、1日に2島をまわるときもいったん石垣港に戻る前提で組むのが基本になります。宿は石垣島に置き、日替わりで島に渡る——これがいちばん崩れにくい形です。滞在が2泊3日なら、渡る島は1〜2島にしぼると余裕が生まれます。

石垣港発 船賃・所要時間の早見表

島(港) 大人片道 大人往復 所要時間の目安
竹富島 970円 1,880円 10〜15分
小浜島 1,720円 3,340円 25〜30分
黒島 1,850円 3,590円 25〜30分
西表島(大原港) 2,520円 4,880円 35〜40分
西表島(上原港) 3,290円 6,370円 40〜60分
鳩間島 3,290円 6,370円 40〜45分
波照間島 4,990円 9,670円 約90分

運賃は安栄観光の公式運賃表(燃料油価格変動調整金を含んだ金額)、所要時間は竹富町観光協会の公式案内による目安です。燃料価格によって運賃が変わることがあるため、予約前に公式サイトで最新の金額をご覧ください。

島の性格で選ぶ

竹富島|赤瓦の集落を歩く、いちばん近い島

石垣港から10〜15分。八重山でもっとも気軽に渡れる島です。白砂の道と石垣、赤瓦の家並みが残り、コンドイ浜、星の砂で知られるカイジ浜、夕日の名所である西桟橋と、歩いてまわれる範囲に見どころが集まっています。島内はレンタサイクル、路線バス、水牛車で移動できます。竹富島では入島料300円が案内されており、ユーグレナ石垣港離島ターミナルと竹富東港「かりゆし館」の券売機で支払えます(2019年9月1日開始/島の自然・祭事・伝統工芸や町並みを守る環境保全活動に使われます)。半日の日帰りでも成立しますが、泊まると朝夕の集落という別の顔が見られます。

竹富島 赤瓦の集落となごみの塔
竹富島の集落。赤瓦と白砂の道が続く

西表島|島の大半がジャングル、川と滝の島

八重山で最大の島で、竹富町公式も仲間川、サキシマスオウノキ群落、ピナイサーラの滝、浦内川、マリユドゥ・カンビレーの滝を代表的な見どころに挙げています。港が大原港と上原港の2つあり、南側の仲間川へ行くなら大原港、北側の浦内川やピナイサーラへ行くなら上原港が近いという使い分けになります。上原航路は波の影響を受けやすいため、行き先を決めてから港を選ぶのが安全です。詳しくは西表島 完全ガイドと仲間川マングローブクルーズ入門で解説しています。

西表島 マリユドゥの滝
西表島・浦内川の上流にあるマリユドゥの滝

由布島|水牛車で渡る、周囲2.15kmの小さな島

由布島は西表島のすぐ隣にある、周囲2.15km・面積約4万坪・海抜1.5mの島。島全体が亜熱帯植物楽園になっていて、ヤシ類が約4万本植えられています。行き方は石垣港から西表島・大原港へ船で35〜40分、大原港からバスで美原まで約20分、そこから水牛車で片道約15分。浅い海をゆっくり渡る時間そのものが目的地です。由布島の楽しみ方もあわせてどうぞ。

小浜島|大岳から八重山を見渡す

小浜島の中央にある大岳(うふだけ)は海抜99m。竹富町公式は「大岳(海抜99メートル)からは、与那国島を除く8つの島々が見渡せる」と紹介しています。さとうきび畑を貫くシュガーロードも小浜島の象徴です。石垣港から25〜30分と近く、竹富島とセットで1日にまとめる組み方もできます。

黒島|平らな島を自転車で。人口は約220人

黒島は竹富町公式で「人口約220人に対して、牛の数は3000頭を越える」と紹介される、坂のない平坦な島です。海に長く突き出した伊古桟橋、潮だまりで魚を見られる仲本海岸が知られ、島内はレンタサイクルでまわれます。現地を撮影した動画では、黒島研究所でサメやウミガメを間近に観察できる様子や、伊古桟橋が潮の高さで表情を大きく変えること、浜によっては遊泳を禁じる表示が出ていることが記録されていました。詳しくは黒島 日帰りガイドへ。

波照間島|日本最南端。片道約90分の覚悟がいる

有人島として日本最南端の島。高那崎には日本最南端の碑が立ち、ニシ浜(北浜)の海の色は八重山でも指折りです。南十字星の観測地として知られた星空観測タワーは、竹富町公式で休館中と案内されています(2026年8月時点)。ただし石垣港から片道約90分と遠く、外洋を進むため天候の影響を受けやすい航路です。日帰りにするなら、帰りの便が欠航した場合に備えて予定を詰め込みすぎないことが肝心です。波照間島の行き方と過ごし方で詳しく扱っています。

波照間島 日本最南端の碑
波照間島・高那崎に立つ日本最南端の碑

鳩間島|人口約50人、静けさが目的の島

竹富町公式で人口約50人と紹介される小さな島。島の中心にある鳩間中森からは西表島を望め、北の海岸にはアオサンゴの群落があります。商店も宿も限られるため、にぎやかさを求める旅には向きません。逆に「何もしない時間」そのものを目的にするなら、これ以上ない選択です。

迷ったときの選び方

時間が半日しかないなら竹富島。自然の濃さを求めるなら西表島。自転車でのんびりしたいなら黒島。眺めと開放感なら小浜島。最南端という達成感が目的なら波照間島——というのが、船の所要時間と島の性格から見た住み分けです。船は天候によって欠航することがあるので、往路よりも復路が飛ぶかどうかを先に考え、当日の運航状況は安栄観光の公式ページで確かめてから港へ向かいましょう。

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まとめ

八重山の離島は「どれが一番いいか」ではなく「今回の旅にどれが合うか」で選ぶものです。石垣港から10〜15分の竹富島から、約90分の波照間島まで、距離がそのまま旅の濃さを決めます。まずは滞在日数を決め、そこから渡る島を1〜2つにしぼる。それだけで八重山の旅はぐっと楽になります。

参考・出典(公式サイト)

※ 運賃・所要時間・施設の営業状況などの情報は変更される場合があります。おでかけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください(最終確認:2026年8月)。

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